脊髄腫瘍(脊髄髄内腫瘍、脊髄髄外腫瘍、馬尾腫瘍)


痛みの強さを見えるようにする

痛みの強さを評価するには、見えない痛みを見えるようにする必要があります。
そのためには痛みの強さを段階的に評価して、それを数値で表す必要があります。

痛みの評価に用いられている方法の一つは、言葉で示す語句評価スケールがあります。
言葉の段階に応じて番号をつけることによって、痛みの強さを数値で表すことができます。

数値評価スケールは、0〜100、0〜10といった数値の両端に相反する極限の評価を設け、
痛みの強さに相当する数値を選んでもらいます。

VAS(視覚的アナログスケール)は、10cmの長さの一方が『痛くない』、
他方を『これ以上の痛みは考えられない』として、痛みの強さを10cmまでの長さで示してもらう方法です。

フェイススケールは、顔の表情で評価してもらいますが、子供だけでなく、大人の方にも使われております。
これらの評価法の間には、お互いに相関性があることが証明されております。

簡易疼痛調査表
Brief Pain Inventory(Short Form)
@誰でも一生のうちには、軽い頭痛、ねんざ、歯痛などの痛みを経験することがありますが、
今日、このような日常的な痛みとは違う痛みがありますか?
1、はい 2、いいえ
A下の身体図に、あなたの痛みの範囲を斜線で示し、最も痛むところに×をつけてください。
 



Bこの24時間にあなたが感じた最も強い痛みはどの位でしたか?
最も近い数字を○で囲んでください。
10
痛くない これ以上の痛みは
考えられない
Cこの24時間にあなたが感じた最も弱い痛みはどの位でしたか?
最も近い数字を○で囲んでください。
10
痛くない これ以上の痛みは
考えられない
Dあなたが感じた痛みは平均するとどの位でしたか?最も近い数字を○で囲んでください。
10
痛くない これ以上の痛みは
考えられない
Eあなたが今感じている痛みはどの位ですか?最も近い数字を○で囲んでください。
10
痛くない これ以上の痛みは
考えられない
Fあなたは、痛みをとるためにどのような治療や投薬を受けていますか?
 
 
Gこの24時間に、その治療や投薬はどの位痛みを軽減させましたか?
最も近い数字を○で囲んでください。
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
少しも軽減しなかった 完全に和らいだ
Hこの24時間のうちで、あなたの生活に痛みがどれほど支障となりましたか?
適切な数字を一つ○で囲んでください。
 
A、日常生活の全般的活動
10
支障なし 完全な支障となった
B、気分、情緒
10
支障なし 完全な支障となった
C、歩行能力
10
支障なし 完全な支障となった
D、通常の仕事(家庭外および家庭内での仕事を含む)
10
支障なし 完全な支障となった
E、対人関係
10
支障なし 完全な支障となった
F、睡眠
10
支障なし 完全な支障となった
G、生活を楽しむこと
10
支障なし 完全な支障となった